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ご 挨 拶
一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。
精神保健福祉士は、精神障がい者の社会的復権と福祉のための援助を行う専門職として１９９７年に誕生した精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの国家資格です。 一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会は、１９８１年に発足した「愛媛県精神科ソーシャルワーカー研修会」が前身です。その当時会員は６人でしたが、国家資格も制定されてなく、１人職場で他職種からの理解がなかなか得られない厳しい状況の中、長期入院の退院援助やその後の生活支援を行っていましたが、個人の力量や一病院だけで、精神障がい者を地域で支えることは不可能な状況でした。
また、地域においては保健所デイケアが定着しはじめ地域精神衛生活動が少しずつ展開されましたが、関係機関との相互に話し合う場もなかったため、他職種との連携づくりも同時に展開していきました。それから３０年の月日が経ち、現在会員は１６５名となりました。 近年、精神保健福祉士の活動は、精神障がい者の相談支援や退院促進、地域生活支援、就労支援また地域づくりなどに加え、国民のメンタルヘルスに関する課題が大きくクローズアップされる中、精神疾患への多様な対応、障がい者への権利擁護、中高年のうつ、自殺問題など、我々に期待される領域も保健、医療、福祉だけではなく、教育、司法にまで拡大してきました。
このような社会状況の多様なニーズに応えていくには任意団体として限界を感じ、法人格を持つことで職能団体として社会的責務や役割を果たし、専門職としての価値・知識・技術を高め、資質及び社会的地位の向上を図って、公共の福祉に寄与することが急務であるとの認識にたち、この度、平成23年11月1日をもって、任意団体から「一般社団法人愛媛県精神保健福祉士会」へと移行いたしました。
今後も、精神保健分野を取り巻く環境はめまぐるしく変化していきます。それに伴って、我々の活動の場や生活上の課題に対する支援のあり方も多様化していきます。しかしながら、どのような状況であっても我々精神保健福祉士は、精神障がい者の自己実現に向けて生活を支援する、また誰もが安心して住み慣れた地域であたりまえの生活が送れる豊かな社会の実現に向けてより一層の精進を重ね、愛媛県の精神保健福祉の充実と前進のために努力していきたいと思います。
また、他団体の連携、協力をいただきながら県民のメンタルヘルスケアに寄与していきたいと思っていますので、今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 平成23年11月1日一般社団法人 愛媛県精神保健福祉士会会長 丸田一郎 |
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